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「大改造!!劇的ビフォーアフター」物件

築50年木造住宅のリフォームです。もともと町工場であった建物に増改築を繰り返して、住宅として使うようになったものです。度重なる増改築が不適切であったため、建物は筋交いすらないきわめて危険な状態でした。その上、軸組みも火災被害を受けたものをそのまま使用しており、もはや家としての体裁をなしてはいないと言えるほどでした。規模形状においても違反建築となっており、建物の一部が敷地から道路にはみ出している状態でした。そのため、違法を是正し現行法規に適合させる必要があり、減築をする事になりました。結果として、わずか12坪の敷地に建てられた、建坪が7坪、延床面積が14坪の超狭小住宅のリフォームとなりました。
住み手からの要望は「家族が長い時間を一緒に過ごせる場所が欲しい。」「炊事洗濯などの家事を楽しく出来るようにしたい。」「夫婦の寝室と子供部屋をきちんと分けたい。」「十分な量の収納が欲しい。」といったものでした。限られた面積の中で、これらの要望を満たすために、いくつかの工夫を施しました。「家族が長い時間を一緒に過ごせる場所」として‘リビング・ダイニング’などの椅子を使う場所を作るには、広い面積を必要とします。そこで、畳を敷いて床に座る‘茶の間’を設ける事で、狭くても食事をしたりゴロ寝をしたりと快適に過ごせるようにしました。茶の間との間に段差を設けた対面キッチンにする事で、家族と会話をしたりテレビを見たりしながら「家事を楽しく出来るように」もしています。台所から洗濯機がある脱衣洗面に入るようにして、合理的な家事動線にもなっています。家族が集まる場所や動線を合理的に(かつ楽しく)集約する事で、超狭小住宅でありながらも「夫婦の寝室と子供部屋をきちんと分け」「十分な量の収納。」をつくる事が出来ました。


建設地
種別
構造
規模
敷地面積
建築面積
延床面積
竣工
工事費
施工者
神奈川県川崎市
リフォーム
木造 在来軸組工法
地上2階
40.33u(12.19坪)
24.13u(7.29坪)
48.26u(14.59坪)
2010年2月
1000万円〜2000万円
杉本興業株式会社
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スタジオ・スペース・クラフト
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